俺の愛を、お前に捧げる
「で、お前ん家。どこだ」

っと俺が聞くとおそるおそる指をあげ、どこかを指した。

「あ、あれが家です」

その指の方向は…


「で、でか!!!」

駅の近くで1番大きい建物じゃないだろうか。


あれが…家?

でかすぎだろ。

見るからに“高層マンション”だ。


確かに、駅からあそこまでなら全く遠くねえな。


「いや、でかくはないですよ…」

「いやいや、でかいって」


っと、家の大きさの話をしていたらすぐに市之瀬の家についてしまっていた。


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