俺の愛を、お前に捧げる
俺は倉庫を後にし、外で待機させていた車まで向かった。


「お疲れ~。さすがだ」

っと車の窓を開け笑いながら俺の方を見ている恭祐。


恭祐は、俺にとって唯一の親友だ。

歳も同い年で一緒ぐらいの時にこの星龍に入った同期の仲間。


そんな恭祐に
「サンキュ」といい
車に乗り込んだ。


「これで、俺らがターゲットにしているとこは、後2つ潰せば終わりだー」

恭祐がやれやれと言った感じで呟いていた。


「おい、梅林。いつもの」

俺は運転手にそう言った。

「はい。了解です」

そう言い、転手はいつものを渡してきた。

“いつもの”とは簡単に言えばおしぼり。

手についた血を拭くための。


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