君に歌って欲しい歌
「おじいちゃん」
モヤモヤした気分のまま、あたしと翔君はおじいちゃんの病室に着いた。
「はじめまして」
「んー。よォきたなぁ・・・えーと、しょう・・くん?」
「はい、翔です」
おじいちゃんは念願の翔君に会えてなんだか嬉しそうだった。
「この前は来れなくてすみませんでした」
「んーいいよ。歌、上手いなぁ」
「えッ・・・はぁ///」
翔君は恥ずかしいのか、少し照れくさそうに笑った。
それから、他愛のない話をしばらくして、おじいちゃんは翔君との時間を楽しんだ。