暗闇のスキマから月明かり
1週間後…。


愁蔵は、彼女を連れて帰って来た。



「ただいま〜!みぃ助♪」


「お邪魔しま〜す……」



ーお、意外と可愛い子じゃないか。
愁蔵も、隅におけないな。



彼女の名前は、友梨子さんと言う。


友梨子さんは、俺の姿を見つけると「可愛い猫ちゃんだね〜♪…はじめまして」


手を伸ばして来たので、俺は、その手のひらに頬ずりした。


よろしくな〜と言う意味で。


すっかり俺と、友梨子さんは仲良しになったのを見て、愁蔵もホッした表情をしている。


『にゃあ〜』

「みぃ助君、ヨシヨシ」



良かった…動物好きな人で…。
俺も、ホッとしたよ。


< 13 / 21 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop