暗闇のスキマから月明かり
両親も、随分と大層な名前を付けたものだ。
まぁ、今では…この名前も嫌いではない。
昔は、コレにはコンプレックスを持っていた。…それは、もぅ過去のことなのだが。
時々、母親から電話が来ても、毎回言うことは同じなので、少々ウンザリしてる所だ。
その話の内容と云うのが…『結婚』
お見合い話を持ちかけてきては、遠まわしに『早く結婚して私達を安心させておくれ』と言われているようで、正直言って嫌気がさしている。
確かに、俺もぃぃ年だし、気持ちは分かる。
今は、¨婚活¨(結婚活動の略)が、流行っているらしいが…。
そこまでして結婚する気は、さらさらない。
そんなことを言ってたら、きっと俺は、一生独身のまま終わるんだろうな…。
『にゃあ〜…』
急に猫の¨みぃ助¨が、鳴き出したので、俺は本気でびっくりした。
いい大人が、こんなことで驚くとは…情けない。
「みぃ助、どうした?」
のっしのっしと、俺の傍までやってきたので、頭を撫でてやると嬉しそうに、ゴロゴロと喉を鳴らし、くぁ〜…と欠伸をして、その場にデンッと横になった。
まぁ、今では…この名前も嫌いではない。
昔は、コレにはコンプレックスを持っていた。…それは、もぅ過去のことなのだが。
時々、母親から電話が来ても、毎回言うことは同じなので、少々ウンザリしてる所だ。
その話の内容と云うのが…『結婚』
お見合い話を持ちかけてきては、遠まわしに『早く結婚して私達を安心させておくれ』と言われているようで、正直言って嫌気がさしている。
確かに、俺もぃぃ年だし、気持ちは分かる。
今は、¨婚活¨(結婚活動の略)が、流行っているらしいが…。
そこまでして結婚する気は、さらさらない。
そんなことを言ってたら、きっと俺は、一生独身のまま終わるんだろうな…。
『にゃあ〜…』
急に猫の¨みぃ助¨が、鳴き出したので、俺は本気でびっくりした。
いい大人が、こんなことで驚くとは…情けない。
「みぃ助、どうした?」
のっしのっしと、俺の傍までやってきたので、頭を撫でてやると嬉しそうに、ゴロゴロと喉を鳴らし、くぁ〜…と欠伸をして、その場にデンッと横になった。