ばんど系女子!?
「あのさ?友達にならない?」

「え?」

急に、その子に言われてちょっと驚いてしまった。

「うん。いいよ?」

あたしがそう返すと、その子は顔色がパァと明るくなった。

「ホント!?やったぁ♪あたし、白銀 姫乃。あたし、最近引っ越してきたばかりだから友

達いなくてさぁー。だから、由愛ちゃんと友達になれて嬉しいよ♪」

「うん。よろしくね♪てか、由愛でいいよ?あと、なんであたしの事知ってんの?」

「あー、それ、先輩達が由愛の事話してたの。それ、聞いちゃった♪」

「ふぅーん。……あのさ?話、戻すけど、姫乃ちゃんでいい?呼び方。」

「うーん…呼びタメOKなんでぇ♪」

「んじゃぁ、姫って呼ぶ。」

「ん。了解ゝ」

と、姫は小さく敬礼をした。

その後もずっと話してた。

すると…

「黒野ぉぉおお!!白銀ぇぇええ!!何話している!!話を聞け!!」

東先生はあたしたちが喋っているのを見つけて怒鳴り散らした。

ひぇぇぇええ!!

「「す、すみません!!」」

あたしと姫は先生に頭を下げた。

「黒野は初日から…。…ふぅ…お前らも、もう高校生なんだから、少しは分け前を持

て!!」

「「はぃぃいい!!」」

あたしたちは席に着き、二人して顔を見合わせた。

そして笑った。

「「――ぷぷっ。」」

あたしは仲のいい友達ができた。

これから楽しくなりそっ♪

あたしはワクワクで胸を膨らました。













< 5 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop