君との世界。[短編38P][企画]

「……そんなに要がいいわけ?」


ミューが顔を赤らめる。

なんだ、その反応は!!


「マジで幼稚園児が好きなのか!?」

俺が大きな声を出すと、ミューが少し眉間にシワを寄せた。


「ちょっと違う。どこかにいる要くんがいいの。きっと凄いカッコいいし」


「は?」


「だから、どこかにいる、大人の要くんがいいの。

私だって、幼稚園児相手だったらおかしいことくらい、分かってるもん」



胸を張るミュー。




いやいやいや!!!!



幼稚園児相手がおかしいのが分かってるなら、パラレルワールドとか言ってるのがおかしいことを何故分からない!?


< 12 / 38 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop