君との世界。[短編38P][企画]
「……そんなに要がいいわけ?」
ミューが顔を赤らめる。
なんだ、その反応は!!
「マジで幼稚園児が好きなのか!?」
俺が大きな声を出すと、ミューが少し眉間にシワを寄せた。
「ちょっと違う。どこかにいる要くんがいいの。きっと凄いカッコいいし」
「は?」
「だから、どこかにいる、大人の要くんがいいの。
私だって、幼稚園児相手だったらおかしいことくらい、分かってるもん」
胸を張るミュー。
いやいやいや!!!!
幼稚園児相手がおかしいのが分かってるなら、パラレルワールドとか言ってるのがおかしいことを何故分からない!?