君との世界。[短編38P][企画]
こいつの可愛い子好きはサークルではかなり有名だ。可愛ければ誰でもいいタイプ。
ミューに会ったときも、天然のミューですら困惑するくらいの勢いだった。
もう二度と会わせるかっつの。
「いねぇよ。あいつ忙しいみたいだし」
「えー、じゃぁ俺も忙しいっす」
「ちっ」
俺は舌打をすると、ネーブルのトレイのヨーグルトを奪ってその場を去った。
ネーブルの叫び声なんて聞こえない。
さっき、ミューに「遊ばない?」とメールを打ったが、忙しいと返って来た。
最近、ミューは忙しいばかり言う。
短大はちゃんと行ってるみたいだけど。
~♪
メールが入った。
名前を見て意外に思う。あいつから連絡してくるなんて。