lost life
―――――……‥
―…‥ちなside
私達は観覧車に乗った。
観覧車に乗るのは、楽しい……でもさっきの空の言葉が気になって景色を見るほど余裕がない。
そして、観覧車のだいたい4分の1ぐらいのとこを過ぎたあたりで、やっと空が話始めた。
「あの……な。さっきさ、俺が覚悟決めるって言ってた事なんだけどな…?」
「………うん。」
正直に言うと、怖くて聞きたくない……でも、空が真剣な顔をして一生懸命話そうとしてる。
私も真剣に聞かないと…。
「言いにくい事なんだけどさ……俺……」
あと少しでこの観覧車の一番上につく。
空はその時、私がこの世で最も悲しむ事を言った……。