あれから8年、それから2年

僕は夢と朝の間をうつらうつらしていた。

夢の延長がまだ頭の中で微かに続いている。僕を起こす母さんの声が一掃大きくなった。
7時10分。

家を出なきゃいけない時間まで20分しかなかった。

夏に慣れきった体に10月の冷たい気温は暖かい布団をどうしようもなく恋しくさせる。

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