あれから8年、それから2年
「龍 おはよう。今日はお弁当いらないんでしょ?」
「あぁ うん」
僕は聞き取れないほど低く言って、朝ごはんを食べ始めた。
「良かった。お弁当作るの疲れちゃうわよ。」
母さんは水亜の前髪をピンで止めてやった。
僕は何も話さずに、ご飯を食べてテレビを眺めた。
詐欺だとか裁判の判決だとか、随分面倒な内容だった。朝は思考回路がもつれて何を考えるのにも億劫だ。
7時15分。
僕は1分で歯を磨き、自分の部屋に駆け上がって、すごい速さで制服を着た。
「母さん 行ってくる」
「は〜い いってらっしゃい」
母さんの甲高い声。
僕はドアを開けて外にでた。
「あぁ うん」
僕は聞き取れないほど低く言って、朝ごはんを食べ始めた。
「良かった。お弁当作るの疲れちゃうわよ。」
母さんは水亜の前髪をピンで止めてやった。
僕は何も話さずに、ご飯を食べてテレビを眺めた。
詐欺だとか裁判の判決だとか、随分面倒な内容だった。朝は思考回路がもつれて何を考えるのにも億劫だ。
7時15分。
僕は1分で歯を磨き、自分の部屋に駆け上がって、すごい速さで制服を着た。
「母さん 行ってくる」
「は〜い いってらっしゃい」
母さんの甲高い声。
僕はドアを開けて外にでた。