おれが君を好きな理由(短編)
窓から外をのぞくと

さっきの二人が目にはいった

それと同時に久保さんもいないか
さがしてしまった。


「だっせ・・」



そう呟きながらもいそいで
校庭にむかった



さっきの二人はあいかわらず
大声で話をしていた


久保さんの事をきくために


ちかずこうとしたら



「たしかに、まじうけるよね。見た目いいからつれていってあげたら、ほんと声掛けられまくり」



「超つかえる!でも絶対かかわりたくないわ~。ぶりっこまでうつりそうだし」


そういいながら

ケラケラわらっていた


そのあとも続く悪口



むかついてきれそうになった瞬間



後ろでそれをきいている久保さんが目にはいった



今にも泣きだしそうな顔をして


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