おれが君を好きな理由(短編)
「俺がみすってもなんもいうなよ」


「大丈夫なんだかんだ言ってお前はきめるんだろ?」



そういって


子供のように旬がはにかんだ



「それから、すこしハモルとこあるんだけど、一応楽譜だけど、クチパクでいいから」


そういわれわたされた楽譜に目を通す



そしてすこしくちずさむ


「やっぱお前天才だわ」


そういって


旬を歌いだした



あまりにもキレイな声に聞き惚れてしまった
< 33 / 102 >

この作品をシェア

pagetop