おれが君を好きな理由(短編)
「草汰はやくしろよ!」


「まてよいまかたずけてんだから。」



生徒会室でつかった資料などを


どんどんしまってゆく


「てゆ~かさ、お前なんでそんなに女子好きなのに男子高はいってんの?」



「それほんとだよ~なんで俺こんなとこはいったんだろう?」


「俺がきいてんの」



鞄のなかからメガネケースを

とりだして



メガネをはずした瞬間



「ちょっ」



「なに?」



「メガネつけてて?」



「なんでだよ」



「だって草汰に目立たれたら俺やだもん」
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