Love is over
母ちゃんが『よろしくお願いします』と去っていき、俺とオッサンは2人きりに。



「あの~…教室まだ着かないんスか?」

いるに絶えがたく、思わず聞いてしまった。何故かこの1言がオッサンをキレさせてしまった。



「あぁ!?大体お前な、入学式に遅刻って、どんな神経してんだ、コラァ!!」



ボコッ!



「いってえ~!!」

ちょ、俺今日2回目!大体生徒に暴力ってなんだよ、それでも教師かっ!!



俺が今思った事をそのままこいつに言ってやろう、そう思った時…運悪く教室に到着。

上を見上げれば『1年1組』と書いている。



「入れ」

「ちっ…」



あとで覚えとけよ、こんにゃろう。



密かに闘志を抱きつつも、言われた通りに教室に入った。





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