腐女子彼女の事情
あの…付き合っちゃいましたケド?
日も暮れ始め、
夕焼けで赤く染まみ
部活動の掛け声が響く校舎の
1つの教室に
2つの影があった。
『なぁに?話って…』
「あの、さ…」
俺の名前は 坂下 蓮
絶賛告白真っ最中
目の前にいるのは
入学した頃に
一目惚れした女の子
宮下 凛華
絶賛可愛いオーラ放ち中
「あのさ……まぁ、その///」
『………ん?///』
「だから…えっと…俺さ、」
『…ゴクッ…うっ、うん』
「宮下のことが…………すっ…」
『……す?///』
「すっ…すす、すきっ!!……なんだよね…」
『っうん…/////』
「だからさ、…付き合わな…ぃ?」
そう言い終わると
彼女は顔を真っ赤にして
俯いて
う~んと唸りながら
何かを考えはじめた。
………この沈黙が気まずいんだが…
なんて、言えるはずもなく
大人しく彼女の返事を待った