腐女子彼女の事情
『ただ…あのね、付き合うなら
言っておかなきゃいけないことがあるの……』
「なに?」
『実はね…アタシ
腐女子なの
』
………は?
「ふ、女子?」
『うん。だから、もし
蓮くんがそれが嫌だったら…
今のうちに止めといたほうがいいなって思って…』
「腐女子だかへ女子だかひ女子だか知らねえケド!!
俺はそんなの関係なしに、お前のこと好きなんだよね、」
そもそも腐女子ってなんだし(笑)
『ありがとうっ///』
赤く染められた教室で
2人は触れる程度のキスを交わした。
その時まだ俺は知らなかった。
【腐女子】というものが
どのような生物であるかということを…