カウントダウン


颯太が不思議そうに僕を見ている。



『あっ、中学の友達なんだ』


「山内朋です!」


「俺は颯太。よろしくなぁ」


『……そっちの子は?』


さっきから朋の後ろに隠れている君を見た。


恥ずかしそうにしている仕草すら可愛く思う。


ダメだ、完全に恋してるよ僕。


「あっこの子は結山明日季。可愛いでしょ?」


「朋ちゃんやめてよ。明日季です。よろしくね?」


『秋月です。よろしく……』


その後HRが始まるまで4人で談笑していたんだ。



君と………明日季と初めて話した。

椿と朋のお陰で明日季と友達になれたんだ。


でも正直内容は覚えていない。明日季の澄んだ声とキレイな顔に見惚れていたんだ。





< 11 / 23 >

この作品をシェア

pagetop