カウントダウン
机に突っ伏しながら委員が決まるのを待つ。
だんだんうとうとしてきた空。
このまま寝ようかな……
そっと目を閉じる。
「薫ちゃん、空寝とるで」
「薫ちゃん言わないっ。
そうね、何か委員でもしてもらおうかしら」
眠りに堕ちた空を余所にそんな会話がされている。
しばらくすると颯太に肩を揺すられ起こされる。
「そ〜ら、遠足の班決めやで?」
『………委員決めは?』
薄目を開き颯太を見る。
「もう決まったで!」
それを聞き目を擦りながら体を起こす。