カウントダウン
「颯君!」
「ん!?」
階段を下りきっていた颯太が振り返り声の主を見る。
「雪!」
今度は階段を一気に上ってくる。
階段の上には金髪のセミロングの小柄な女の子がいる。
颯太が嬉しそうに話をしている。
前に言ってた彼女かなと思い見ていると二人が近付いてくる。
『彼女か?』
「おぅ。前に言ってた彼女の雪」
はにかんだ笑顔で答える颯太。
その笑顔も格好良いな。
颯太の紹介にニコって笑い僕を見る。
『ども』
小さく会釈する。
自己紹介しようか悩んでいると雪が話しだす。
「秋月君だよね?格好良い〜」
『えっ!?』