カウントダウン



僕は驚いた。
会った事もない雪が僕を知っているみたいだったからだ。



でもすぐに気付く。
颯太が以前彼女のクラスで噂になっていると言っていた事に。



あれ嘘じゃなかったのか……


颯太を見るとドヤ顔している。


『…ウザッ!』


「ちょっとは俺の事信用した?」


『ちょっとな。でも自信付いたかな』


なかなか良い気がしてきて颯太がよくする爽やかスマイルをする僕。


うまく笑えたかな……


「うおっ!?空格好良いぞ」
「格好良い〜」


颯太と雪が騒ぎだす。



「普段からもっと笑えよ」


あまり笑わない空の笑顔を見れて颯太は嬉しそうだ。


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