さ く ら
あ、名前聞くのを忘れていた。
まぁ、今度挨拶に行こう
そう考えながら
もうひとつのエレベーターに乗った
私の時代のエレベーターとは
少し違っていた
箱をつるす導線みたいなものがないし
全面スケルトンだし、
あとは……なんで手すりとか付いてんの?
と思いながら四階の釦を押す
それと同時にものすっごいスピードで
あがっていく。
タイムで言えば二秒で四階についた
私は床に転げた
なるほど、だから手すり、ね。