さ く ら



次の日、私服に着替えて外へ出た。


まずは街のことをよく知らないと!
いつまでここにいるか分かんないけど
ちょっとでも知ってた方が得だしね!


玄関を出て鍵をしめ……たいけど
どうやってするんだ……?


私ははっとして勢いよく
後ろを振り向いた


「そんなしょっちゅういるわけないわなぁ、」



安心してまだドアの方をむいた。とき、



「あんた閉めかたも知らねぇの?」



やっぱり!きた!
私は最上級のしかめっ面をして
バッと振り返った。


でも意外と近くまで来ていて
振り向いたときに私のひじが
しかめつら男のお腹に入りこんだ


「おふっ、」


しかめつら男は痛そうに
折り畳まってしまった


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