憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
席替え表を持つ手が震えた。
しかし、私の隣の席には、「坂口翔也」の名前が‥‥‥
‥‥‥載ってた。
うぅ、学校に嫌われた気分・・・。
入学早々私を「ため息女」何て呼んでくる奴と!
「お前やっぱり俺の隣だろ。」
「・・・」
「先に言っとくけど俺女興味ないから。
女なんて、みんなうわべだけじゃん。」
そんな言葉を吐き捨てて、眠そうにしてる。
私の中で、何かが切れた。
そのセリフ、あんたみたいな男にだけには、
絶対言われたくない!
自分の気分でさんざん人をけなして。
彼女がほしくなったらまた近づいてくる。