憧れの恋 ―私はあなたが必要です―




急に詰め寄ってきた私に、ちょっと後ずさりしてる。



いきなりだったかな?






「・・・何?」






静かに、聞いてくる。








・・・息をすう。



呼吸を整える。








グランドでは、賑やかな騒ぎ声。



花火の音。



舞台からの笑い声。






様々な声の中で、



翔也の声が、



はっきりと聞こえる。








「・・・私、好きな人できたっていったよね?」




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