憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
私たちの溝が深くなってきたとき、
間延びした先生の声が聞こえてきた。
もうっこんなときに限って!
今日からあの自分勝手な男の隣で、学校生活を送らなきゃいけないのに!
一人でイライラする私。
そんなこと言っても、ただ時間は過ぎていく。
どんなに嫌がっても、誰も味方はしてくれないんだ。
「やってやるわよ!」
私は坂口翔也にガンを飛ばして、自分の席についた。
こうなったらとことんやってやるんだから!