憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
お隣さん
坂口翔也の隣の席になって、はや3日が過ぎた。
なんとかこの3日間、ガンを飛ばしながら話さないで来た。
でも今、私は高校入学して、
最大のピンチがやって来てしまった!
・・・英語のリーディングテスト練習!
なんでペアが隣の席の人なのっ!?
「・・・おいため息女っ。次お前の番だぞ。」
私の隣からうるさい声。
こいつさえいなければ、かなり平和になるのに。
「わかってるわよっ!
でもあんたが、話しかけんなっていったんだからね!」
「仕方ないだろ。授業なんだから。」
っ!
なんで私は、こいつと話しているの?
あんなに散々いっといてすぐに折れちゃって!