憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
「そういやお前坂口とも仲良かったじゃん。男2人も落としてさっ。」
「やっぱモテる女はいいね。」
「つかそのおどおどしたフリ使って落としたんじゃねっ!?」
私の頭の上をギャハハと言う笑い声と共に理解できない言葉が飛びかってる。
・・・色目?
私が坂口と幸助くんに?
そんなの使うはずないじゃない。
なんであんたたちにそんなこと言われなきゃいけないの?
「じゃあさっ、ちょっと体育準備室に来てもらわない?」
「それいいねっ。」
「じゃあちょっと来なよ!」
急に私の腕がすごい力で引っ張られる。
いやだっ、いきたくない!