憧れの恋 ―私はあなたが必要です―



「あっ、幸助・・・。」


私を引きずっていた女子たちは顔をひきつらせている。





「てめぇら何やってんだよ。」






だれもなにも答えることができない。


朝私が来たとき以上の静けさが教室を包んでる。









ガァン!




幸助くんがさらにドアを殴る音がした。


拳の出血がひどくなる。



「てめぇら何やってんだってきいてんだよ!」




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