憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
今まで見たことない形相で女子をにらむ幸助くん。
きっと今の幸助くんを止めることはできないだろう。
「っ!幸助っ!」
1人の女子が叫んだ。
「きのうこいつと何してたのっ!?」
指をさされた私は動くことすらできない。
「昨日こいつと幸助が一緒にいたって聞いて、こいつにその事について聞こうと思ったの!」
泣きそうになりながらその女子は叫んだ。
「・・・告白したんだよ。
俺は野乃香をねらうって宣言したんだよっ!」