憧れの恋 ―私はあなたが必要です―
―放課後。
あくびをしながら荷物を持つ。
眠かったからあんまり話聞けてないや。
以外と新入生歓迎会は早く終わったみたい。
先輩たちいい人そうみたいだし。
これなら私でも仲良くなれるよね。
なるべく敵はつくんない方がいいし。
そのまま、日和の教室へ向かった。
教室を見回しても、日和はどこにもいない。
せっかく迎えに来たのに。
まぁ、あんなに楽しみにしてたもん。
今日は楽しんでくるていいよ。
私はその場でかばんを開ける。
しわくちゃになった予定表を取り出した。
そこには、小さく桃谷の文字。
これから私は懇談だ。
早く帰りたいのに。