憧れの恋 ―私はあなたが必要です―




「ねぇあんたって桃谷野乃香?」



「・・・へっ?」




見とれすぎてボ〜っとしてた私は、柄にもない声を上げた。







「えっあっうん!」


なんで私の名前を?


どうしよう、早く名前思い出さなきゃ。



















「・・・なんかさ、


いっつもつまんなそうな顔してるよね?」














・・・!




「せっかく高校入れたんだから楽しそうにしなよ。」


・・っなんでそんなことっ!



「俺、坂口翔也。名前覚えてね。」




そう言い残してさっさと帰っていってしまった。


・・・なんだったんだろうあの人は。















「坂口翔也くんか。」








・・・でもなんで最初からダメ出し!?





< 6 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop