憧れの恋 ―私はあなたが必要です―





教卓の前には、席替え表がポツンとおいてある。



わけがわからず固まる私。















・・・あぁそうか、まだ出席番号順だったんだ。



やっと答えを得て安心する。









でもその安心もつかの間。



私の席は!?





急いで人を掻き分け、席替え表の前に出る。


心を落ち着けて表を見てみる。










後ろから見て1番右端の後ろから2番目。



私の名前がのっていた。











・・・・ぐっすり眠れそうだな。ワラ



でも私の隣って?


















「よお、ため息女。」





まさかっ!




「坂口翔也っ!」














とっさに後ろを振り返る。


あんなこと言われたんだから、忘れるはずがない。




「ちゃんと名前覚えてくれてたんだ。」


「覚えてるわよ!ってかため息女って!」


なんだか幽霊みたいじゃないっ!





< 8 / 121 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop