ねむねむおーじ<番外>



水原君に気を使わせて…



馬鹿だな、私。



こんなつもりじゃない。





「ありがとう、戻ろっか」


『あー、残念』


そう言う水原君も、顔は笑っていて、残念なんて様子はなかった。


『お父さんの気持ち、ちょっと分かるから。
琥珀が可愛くて可愛くて仕方なくて、誰にも渡したくない……とか』


水原君、本当にありがとう。
私のしなきゃいけないことが分かった気がする。







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