ねむねむおーじ<番外>



『琥珀可愛い』


「好きです…」


『俺の琥珀』


「好…きで、す」






現在、私の部屋にいて、何を言われても「好きです」しか返事をしないっていう
新技な罰を与えられ中。





『そんなに俺のこと好きなの?』

「…好きです」





『お父さんのことは?』


「……?好き……です……?」


なんでお父さん?
って思ったけど、罰執行中だし…。


「好きです」でいいんだよね?






なのにそれじゃ駄目だったみたいで。




『…むかつく』


「ゃ……」



荒々しいキス。




「ん…」


『琥珀が好きなのは俺だから』






思いの外ヤキモチ焼きの私の彼氏は、お父さんにまで焼いてしまうようです。







『よいしょ』


水原君は立ち上がって、電気を消した。



「え?お父さんとかいるよっっ?」



『もう想像してんだ』


「ちがっ!」


戻ってきて腰を抱えられたらもう反抗できない。






このまま…………




『電気消して何やってんだー!!』




やっぱりそんなに簡単にはいかないらしい。



娘溺愛父はなかなか手強くて。





『チェッ、まぁいいや。
また今度、俺の部屋でね』


『駄目だ!琥珀!こいつは獣だ!部屋なんか行っちゃ駄目だぞ!!』




彼氏VS父の決着は…………。





『琥珀に嫌われても知りませんよ?』




今んとこ彼氏が優勢みたいです。




『ぐっ……、アメリカにいても衛星で見張ってやるからな!!!』



でもどちらも愛しい愛する人。




いつか仲良くなってくれたらいいな。







-END-





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