ねむねむおーじ<番外>
お父さんはあれ以来部屋に現われないまま、夜ご飯の時間に。
『水原君……だったかしら、夜ご飯食べていく?』
部屋を覗きながらお母さんが水原君に問う。
『あっ、えと……迷惑でなければ…』
『そう?じゃあご馳走するわっ』
『ありがとうございます』
気合い十分で1階に降りていったお母さん。
でもよくよく考えると、テーブルには勿論お父さんも座るわけで……。
やばいよ。
火花バチバチかもしんない。
水原君は隠すのは嫌みたいだし
でもお父さんはそんなこと知ったら噴火しちゃうし…
私どうしたらいいんだろ…。
『下降りる?』
「うん」
水原君は今どういう気持ちなんだろう。
でもね、私だって本当は水原君が私の彼氏です
って胸はって言いたいんだ。