宇宙の星のように。
相合傘のドキドキ


佑と出会ってから一カ月。


とっても楽しい毎日を過ごしています♪


今日も佑と一緒に帰る約束をしている。


そして今日は雨。


・・・絶好のチャンス!

相合傘して帰るぞ~~♪




校門で待ち合わせ。

傘忘れた準備オッケー☆


「美加~~~。何そわそわてんの?」


佑はいつの間にかあたしの背後にいた、


「そっそわそわなんてしてないもん。」


「絶対してたww」


「・・・うぅ。」


「もしかして相合傘しようと

考えてた?」


なっ!・・何でバレたの??


スパイみたい。



「相合傘なんて・・・

別に・・・・」


そう言いかけたとたん


佑はくつ箱を超えて雨にあたる場所

に行った。


「佑~~~、風邪ひくよ??」


「じゃあさ、美加の傘に入れてよ?」


「へっ??」


あたしは佑の傘に・・・・


ってかあたし傘持ってる事バレたの?




「あ、あたし傘なんて持ってないもん。」


「本当に~~?持ってるでしょ?

ほら、かばんのファスナーから

折りたたみが見えてる。」



「うそ?」


あ、本当だ。

まあ、あたしの傘で佑に入られるのも

ありか。


「じゃあ、あたしの傘、入る?」



「入れさせてもらう♪」


「どうぞおはいり~」


「俺が傘持つ。」



「ア・・・アリガト。」


あたしは心臓が飛び跳ねて

たった4文字の「ありがと」も

カタコトになった。
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