私は加奈
今朝、校門の前であった、いつもどうりに数人のグループで目立つ、今日は体育でハードルだ。得意ではないけど、名前順でタイムを計る、私は早川加奈だから、最後の方だ、今日は4時間目だから、さっさと進む事を祈った、嫌な予感、順番が来た時はチャイムがなり、校舎からみんな見ている、不安は当たった、ハードルに足をひっかけて、仰向けにころんだ、空が見える、あ~あ、う。視線、見ると悠也が見ていた、恥ずかしい、「頑張れ~」悠也の声、起き上がって最後まで走った、恥ずかしい気持ちだった私を励ましてくれて最後まで走らせてくれた、その時の空を忘れない。何度か、ピンチの時、悠也の声がかかり、頑張れた、その声は毎日のように、窓から言われたり、目の前で言われたりした、いつの間にか、6年生になっていた、6年生では、連合陸上大会に代表になった生徒が、集まって出場する、私は走り幅跳びの選手に選ばれた、夕方練習する、悠也も短距離走の選手だ、校庭で会う事が多くなった、練習の時は話する事はあまりなかった、連陸の大会当日、私の番が回って来た、1回目、2回目、伸び悩む、そして3回目ラストチャンスだ、その時、正面の先に叫んでるいる悠也の姿が見えた。「頑張れ~」って口の動きがわかった、その時悠也は仲間と一緒にいたが真っ正面だ、私は飛び込んで行きたかった、彼に飛び込んで行きたかった、さぁ飛ぶ。悠也の側に少しでも近くに行く、気持ちがわかった、好きなんだ、気になって仕方なかったのは、走る飛ぶ、空を見た見えた、着地成功。飛んだ、悠也に向かって、私は優勝した、悠也へ走る気持ちが優勝へと導いてくれた。気持ちってすごい。おめでとうって言ってくれた、表彰台に登る、校長先生が録画している。その日をさかえに、悠也が好きだった自分に気がついた、給食おぼん片手に偶然悠也と擦れ違う、手が触れた、心臓がドキドキとなった。やっぱり好きだ。