Kissより甘く…
「でも相良くんは好き…」

ふとそんなことを言われ
俺の鼓動が高鳴る。

相良さんは気づいてる?
稚空が好きだと…?
そんなオーラでも出してんのかな、俺。


「ここだけの話だけど」

「やっぱり?」

「可愛いんだ…あいつ」

「男の子狙ってるもん」

「…だろうな」


なんでだろう…?
相良さん…今会ったばかりなのに
素直な気持ちを話してしまう。
そして受け入れてくれる。
相良さんってすげぇ人。


「あ、そろそろ戻らないと」

「もうそんな時間?」

「あと5分で始まる」


一緒に腰を上げ教室に戻る。


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