Kissより甘く…
俺の名前を呼ぶ唇に
今すぐにでもキスしたい。
出きるもんなら…したい。


「今日いい感じ!ほら」

髪を整え終えたのか
俺に鏡を差し出す稚空。


「お、いいじゃん」

「でしょ!?じゃ行こっか」

「そうだな」


改めてバッグを持ち
稚空と共に家を出ると
晴天の青空が目に入った。

「いい天気だな」

「もう夏だからね~」


真横で稚空も空を見上げる。


俺等の関係は…幼馴染。
ただそれだけの関係。
カレカノじゃないけど
毎日登下校は一緒。

じゃなくて稚空が来るんだ。
決して嫌じゃない。
少しでも稚空と一緒にいれる
時間が増えるなら嬉しいよ。



< 4 / 30 >

この作品をシェア

pagetop