Kissより甘く…
「稚空!!忘れ物~」

「…体操服」


俺の家の真横は稚空の家。

出てきたのを見計らって
稚空のお母さんが出てきた。


「おはよ、海蒔くん」

体操服を渡し終わると同時に
俺に向けられた瞳は…
稚空そっくりでドキッとする。


「はようございます」


軽く頭を下げ一応はにかむ。

「今日もイケメンね、海蒔くん」

「っ……どうも」


高笑いを朝からあげ、
姿を消した稚空のお母さん…。


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