☆男目線☆ 【完】
「終わったな。」


『うんっみんなのお蔭で逃げ切れたよ!!なんだか助けてもらってばっかだな〜。』


《みなさん、残念でした。瑠羽ちゃんよく逃げ切れたね。でも次こそは負けないからなぁ〜ッ

ブチッ》


今回だけじゃないのかよ!!!
勘弁してくれ。


「仮はちゃんと返せよ。」


『仮?じゃあ今度奢るよ。』


私達は小屋から出て、歩いて宿舎に向かう。



「いや、デートで仮は返してもらうから♪」


『デートじゃないでしょ。』


「いや、俺にとってはデートなの♪」


『ったく、これだから女っタラシは。』


私が呆れたように言うと


「タラシを舐めんなよ?」

と言ってきた。


開き直ってんじゃねーよ。
ったく


嬉しそうな顔しちゃって…

普通の女の子だったらすぐにトキめくんだろうな…。


よく分からないけどさ。
< 107 / 736 >

この作品をシェア

pagetop