☆男目線☆ 【完】
『綾ちゃん病人連れてきた〜。』


「あら、この子サッカー部の子ね。」


『うん、なんか鼻血出して倒れたからちょっとベッド借りて良い?』


「良いわよ〜。私職員室行ってるからゆっくりしていきなさい。」


『ありがとう♪』



―ガラッ


私は背負っていた翼をゆっくりとベッドに寝かせた。


綾ちゃんは私が女だってすぐ気付いたのに変わらなく接してくれる優しい先生なんだ〜♪
体育で着替える時もたまに保健室で着替えるの。
綾ちゃんとは良き相談相手☆




―パチッ


あっ翼が眼を覚ました。


「あれ…ここは……?」


『ここは保健室だよ。』




「瑠…羽…?」


『?瑠羽だよ?』


翼は私がいるのに気付いた途端、顔を真っ赤にして左手で口を隠し、右手で私を指差した。

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