☆男目線☆ 【完】
『んっ!』


「ふふ……ん……」


『……んんぅ』


いや、離してほしい。そう思っているのに。
竜也から離れようと力を入れると、そのたびに唇に触れる感触が多くなる。


どうしよう……。抱き寄せられる感触と竜也の唇の感触が……怖い。


こんなの絶対だめなのに……それなのに……。




「ん、ふ……ん……」


『あ……』


「……ん、ん……」


唇に触れているだけ。それだけって思いたい。
思いたいのに……竜也のキス、なんだか凄く優しい。
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