☆男目線☆ 【完】
『うん。初めて会った時、なんて澄んだ綺麗な碧い瞳をした人なんだろうって思った。』


虐められていた時はみんな俺の眼を“気持ち悪い”と言った。
なのに瑠羽は真っすぐ俺を見て“綺麗”と言ってくれた。
その眼には偽りの気持ちは微塵も感じなかった。


『私は竜也という人物は思いやりのある人だって思うよ。だっていつもみんなの事を気にかけてくれて、家族の事を気にかけてくれて、こんなにも優しい人はいないんじゃないかなと思う。』


優しい?俺が……?


『竜也の場合は狭く深く付き合っていくタイプだね。』


「狭く深く……?」

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