☆男目線☆ 【完】
『ねぇ麗』


「なぁに?」


『一つの問題を解いたら、ご褒美にお菓子を食べても良いよ♪』


「本当?」


『うん♪』


「じゃあ頑張るッッ」


麗はシャーペンを握りしめ、問題に打ち込んだ。




「うーん……。これってどう解くの?」


『えっとね……まずここの例文を見て?この形を利用して……』


「…………」


「……あっ分かった!!」


『じゃっご褒美♪この中から選んで♪』


「じゃあマカロン☆」


私は封を開けていないマカロンを手渡したが、返された。


「瑠羽ちゃんに食べさせてもらいたいな?」


『……?…いいよ?』


私はふんわりと優しく微笑みながらマカロンをそっと麗の口元に差し出した。
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