☆男目線☆ 【完】
「言っとくけど、君が男と偽って学園に通ってる事は最初から知ってたよ。」


『え゙』


しれっと当たり前のように言う会長は私は吃驚した。


「生徒会は生徒の個人調査はもちろん身辺、交友関係も調査しているからね。」


『そうなんですか……。』


いくら金持ち集団とはいえ、
プライバシーの侵害だよ(汗




しばらくすると閑静な高級住宅街に入り、だんだんとヨーロピアンな雰囲気に変わっていき、豪邸が見えてきた。


大きくて立派な門をくぐると美しい木々や花、石像、噴水があり、ここだけ異国だと思わせる。車はゆっくり速度を落とし玄関前に止まった。




―ガチャ


「さぁどうぞお姫様。」


会長が車のドアを開け、私の手をとり車から降ろしてくれた。
< 249 / 736 >

この作品をシェア

pagetop