☆男目線☆ 【完】

海!!








チリン…チリン…♪




縁側に吊らされた風鈴が涼しい音を鳴らし、そよそよと風が吹き抜ける。




季節は夏




太陽がギラギラと照りつけ、手に持つアイスキャンディーが地面に滴り落ちる。
扇風機を目の前に置き、暑さを紛らわす。




『暑い……』


「「……zzZ」」


瑠偉兄が横から私に抱き着いたまま寝てしまい、規則正しい寝息をたてている。


瑠禾兄は私の膝の上に頭を乗せ、同じく寝息をたてて私の方に顔を向けて眠っている。
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