☆男目線☆ 【完】
でも、隼人はきっとからかってキスしてきただけだし、竜也もお兄ちゃん達と同じ挨拶感覚でキスしてきただけだと思うし……。


瑠羽は他の人と感覚がズレていた……。




『はぁ〜…分からん……。』


「もぅっ瑠羽はまだまだお子ちゃまだな♪」


梓はクスクスと笑いながら、私の頭をくしゃくしゃと撫でた。


「でも、友達関係が崩れたら……。」


『え?』


「ん?何でもな〜い。
それよりさぁ〜…」




その後は梓が、出来たばかりの彼氏のノロケを延々と話し続けた。


学校が違うから、梓の学校の話を聞くのは何だか新鮮で飽きない。


というか私の転校前の学校なんだけどね。


日向は私が急に転校したから、それから一ヶ月は機嫌が悪かったみたい(汗
たまにはバスケの相手でもしてあげようかな。




梓の話がだんだん子守歌に聞こえてきて、いつの間にか私は眠ってしまっていた。




夏休み、私は少しでも成長したのかな。


新学期からもまたみんなではしゃいで楽しい毎日を過ごせると良いな。






***
< 322 / 736 >

この作品をシェア

pagetop