☆男目線☆ 【完】
「瑠羽くんッ」


『あっ渚ちゃん♪やっほー♪』


―ドンッ


「キャッ」


渚が後ろから押されたのかバランスを崩し、倒れそうになった。


咄嗟に瑠羽はクイッと渚の手を引き、空いてる手を腰に回し自分の胸に渚をおさめた。


サラシはキツク巻かれている為、女だとバレていない。


『大丈夫?』


瑠羽は耳元で囁き、ゆっくりと渚の小さな身体を離した。


「「「「キャーーーーーッッ」」」」


渚はその場にペタンと座り込んでしまった。


「あり…がと…////」


『どういたしまして♪』


渚や他の女の子達に笑顔で手を振って門をくぐった。


竜也と瑠偉兄は始終無表情で女の子達の歓声を無視。
瑠禾兄はモデルスマイルを振り撒いていた。
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